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機械の反乱とバッテリーと、失われた8000円! [生と死のためのアート]

しかしわたしの抵抗は長く続かなかった。
「簡単にバッテリーなど換えてたまるものか」
そう決意し、「機械の反乱」に対するレジスタンスを開始したわたしだったが、決意した2,3日後、車のキーを回すと「くふん」という音がするだけでエンジンは全く動き出す気配がない。
その日、その時、わたしのレジスタンスはひとまず終戦を迎えたのだ。
バッテリー交換に8000円。
「8000円か・・」
夏の高い空にとんびが舞っている。
わたしはつぶやいた。
「君たちは自由だね」
そして想いは「8000円あったらできたこと」へと自然と向かうのだ。
(8000円あれば・・、愛する女性とフレンチディナー、映画館サービスデイなら8回分、80円のポテトチップスであれば100袋・・)
しかし小さなバッテリーという名の箱になった8000円は、もう帰って来ない・・。
そんな夏の日。

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君への本当の愛の短い言葉 新変奏曲 2010年8月15日 [愛の景色]

昼の君も素敵だし、夜の君も素敵だ。

タグ:アート 言葉
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ネオアンガージュマン  教師の資質・理論と実践の相違 [ネオアンガージュマン]

教師の資質。
まず「学問」の点から考えてみよう。

教師の一番の仕事は、教えることだ。
そして効果的に教えることが求められる。
教師自体に高い学力があるに越したことはないが、現実的には「教師の高い学力」が「効果的に教える」ことを保証するものではない。
さらに言えば、「教育学」「教育心理学」などを十分に身に着けているに越したことはないが、そうした努力が必ず「効果的に教える」ということを保証するものではない。
例えば「教育」に関する学問の高名な学者、大学教授が中学校で授業をしたところで、「効果的に教えられる」ことは非常に稀だろう。
「理論」と「実践」はまったく違う種類のものなのだ。


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「歸國(きこく)」は今日にでも観ます。(笑) 吉高由里子「美丘」第6話のイケナイエピソード・・。 [吉高由里子]

「歸國(きこく)」は録画してあるが、まだ観てない。(笑)

吉高由里子「美丘」第6回だが、内容的にはクライマックス前の一休みと言ったところか。
脚本が噴飯もので、「美丘」第6話の芯となるエピソードが、美丘と友人たちが海へ遊びに行くとたまたまいじめによる悩みで自殺を図ろうとしている少女と出くわし、その少女は美丘の説得によって自殺を思いとどまるというもの。
ま、ちょっと、こんな冗談のような話には乗れない。
吉高由里子も「バカバカしい」と思いながら演じていたのではないかと想像する。

第6話と言えば、綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」第6話がなかなかおもしろかったのだが、それについては後日である。

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● ルコ美醜悪学 総論 16 [ルコ美醜悪学]

現代日本は「愚劣」「無神経」「無礼」を当然のことのように黙認、ときに奨励してきた。
マイノリティ(少数)にいることを苦痛だと思うべきではないし、ときにそれは快感でさえあるべきだが、少なくとも「愚劣」「無神経」「無礼」がマジョリティ(多数)である社会は苦痛だ。
放置しておくべきではない。

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血を流すエリと聖母  「ぼくのエリ 200歳の少女」 [生と死のためのアート]

「ぼくのエリ 200歳の少女」。
少年オスカーはカーレ・ヘーデブラント。
ヴァンパイヤのエリはリーナ・レアンデション。
オスカーは金髪。
エリは(ほぼ)黒髪。
実にスウェーデンらしいオスカーの容貌。
どちらかと言えばスペイン風の容貌のエリ。
コントラストの強い対照が全ての画面にメリハリを与える。
目から鼻から耳から背中から出血するエリの姿が、カトリック国で時に見られる「血を流す聖母」をイメージしていることは言うまでもない。

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