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小説 神秘アンチエイジング&エロス 215 ぜんぜん [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

「え、お友達じゃないんですか?でもお名前呼ばれてましたよね」
(お名前呼ばれてた?誰のせいだ、この大ボケ野郎!)
心の中での悪態であれば、普段使うことのない言葉も出てくる。
店主のした行為が「大ボケ野郎」という名に値するかどうかはこの際関係ない。
「あんな連中と友だちじゃないですよ」
語気が強まる。
店主の頬がヒクリと動く。
「あれ、あまりいい感じじゃないですね」
「ぜんぜんですよ。ぜんぜん」
「ぜんぜん?」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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カフェで「こいのぼり」? 1 [末尾ルコ(アルベール) 美学 生と死のあいだ]

あるカフェ。
朝。
客はまばらである。
(静かだ)と朝の雰囲気を堪能していたら、いきなり聞こえてきたのが近藤宮子作詞「こいのぼり」だ。
五月でもないのに・・いや、そういう問題ではない。
なぜカフェで「こいのぼり」が聞こえる?
もちろんカフェでかかっている音楽ではない。

歌の方向にそっと目をやる。
小さな子どもが大声で歌っている。
タグ:アート 美学
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「バガボンド」の登場人物  「日本の剣豪一~五」(旺文社) [ルコ的読書]

マンガ「バガボンド」などの影響で若い人の間でも剣豪の名前がけっこう知られるようになっている、と思う。
言うまでもなく「バガボンド」は宮本武蔵が主人公。
吉川英治の小説がベースとなっているが、そもそもその小説自体「創作」の要素が非常に大きい。
まあわたしはさほど歴史に詳しいわけではないが、最近いろいろ読んでいる範囲で言えば、ほとんどの剣豪の記録はとても限られたしたものしか残ってなくて、つまり謎に包まれた部分が多いので、作家が「想像の翼」を拡げることができるという要素がとても大きいようなのだ。
例えば宮本武蔵と言えばライバルの佐々木小次郎だが、彼についての資料はほとんど残されてないらしく、中にはその実在を疑う人もいるという。
だからこそ「バガボンド」の中で聾唖として描くなど、作者のイマジネーションを生かすことができるのだろう。

さて「日本の剣豪一~五」(旺文社)で紹介されている剣豪だが、まず「一」と「二」を見てみよう。

「一」上泉伊勢守秀綱 柳生石舟斎宗厳 富田勢源 塚原卜伝 斎藤伝鬼房 伊藤一刀斎 吉岡憲法

「二」林崎甚助 小野次郎右衛門忠明 根岸兎角 柳生宗矩・十兵衛 丸目蔵人佐 東郷藤兵衛 宮本武蔵

             「日本の剣豪一~二」(旺文社)


特に「一」には「バガボンド」に登場する人物が4人(上泉伊勢守秀綱、柳生石舟斎宗厳、伊藤一刀斎、吉岡憲法)も出てきて馴染み深いと思う人も多いだろう。

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吉高由里子を「アネゴ」と(笑)親う仲里依紗のグラビア「週刊ビックコミック スピリッツ」(4.10号)。フジテレビドラマ「わが家の歴史」、和久井映見が長谷川町子って・・。 [吉高由里子]

さて「ゼブラークイーン」のセクシーなコスチューム姿も浸透してきた感のある、吉高由里子を「アネゴ」と(笑)親う仲里依紗。
このような「異形」のアクティヴィティをすることにより、じょじょに「別格的な女優」の雰囲気が出てくるとことだろう。
さて「週刊ビックコミック スピリッツ」(4.10号)に仲里依紗のグラビアがあるということでチェックしてみた。
まあグラビアの写真は「漫画誌に載るセクシー風」でとりたててどうこういうものはない。
もちろんこの時期だから「ゼブラークイーン」の写真も載っている。
「愉快さ」がポイントの深田恭子「ドロンジョ」とはかなり違うテイストだ。

    つづく(笑)

さてフジテレビドラマ「わが家の歴史」である。
まだ全て観ていない段階で結論付けるつもりはないが、予想通り「仮装大賞」の様相を呈している。
随所に「戦後日本を彩った有名人」が出てくるのでが、いきなり和久井映見が現れて「長谷川町子である」と言われても、「いや、和久井映見でしょう」と言い返したくなる。(笑)
ストーリー展開とまったく関係なく続々と「昭和の有名人に扮した俳優たち」が出てくるのはいかがなものか。
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「ほえる犬は噛まない」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「ほえる犬は噛まない」ポン・ジュノ監督

前半は「んん?」という展開だったが、中盤から俄然目が離せなくなる。隅々まで神経の行きとどいた色彩感覚はもちろんのこと、展開、映像、芝居・・あらゆる点で定石が外されるおもしろさ。

7点
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モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」、「小さな死」、オレリー・デュポンとマニュエル・ルグリ [愛とバレエ]

イリ・キリアン振付の「小さな死」。
モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」。
ステージ上の暗闇。
その暗闇にはなぜか金色が混じっているように感じる。
闇から出てくるひと組の男女。
裸身に近い姿で。

いつも現れるのはオレリー・デュポンとマニュエル・ルグリ。
他のダンサーの「小さな死」も観たけれど、オレリー・デュポンとマニュエル・ルグリは「小さな死」のときに「小さな死」となっている。

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