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小説 神秘アンチエイジング&エロス 227 微笑と微笑 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

毎日のように使っているだろうエプロンには現れた後に残ったシミやごく最近ついたに違いない新しいシミがところどころに見える。
普段から細めの目が微笑を浮かべることでさらに細くなっている。
「わたしもちょっとムキになったかなあ」
店主が口を開く。
「ヒサさん、ちょっと疲れてたのかもしれないですね」
「ハッハッハ・・、そうかもしれんね。こりゃ、瑛次さんに悪いことしたかな~」
「瑛次さん、そんなこと気にする人じゃないですよ。ねえ、瑛次さん!」
店員にふられ、「あ、ああ・・、もちろん」などと答える瑛次。
「いやいやいや瑛次さん、わたし、ちょっと言い過ぎたみたいです。申し訳ない、申し訳ない、ハッハッハ!これに懲りず、今後ともご贔屓に、ハッハッハ!」
瑛次は(ちょっと言い過ぎ?「かなり」だよ)と心で毒づいたが、できるだけ微笑を作る。
「心配ありませんよお、ヒサさあん!瑛次さん、そんなことで根に持ったりしませんよお!」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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どこまでひっぱる、このバトン!わたしにバトンを回したabika様との出会い?  [末尾ルコ(アルベール)より]

13 バトンを回してきたあの人(abika様)・・・正直この人は●●である。

abika様と初めて出会ったのはフランス植民地時代の名残のあるセネガルの港町ヌーベルフイユです。
あの日はやや小雨が降っていて、視界の効かない沖合の方に大きなタンカーがぼんやりと見えていたのをよく覚えています。
わたしは何もかも忘れたくて当てどなく旅をしている途中でした。
セネガルの子どもたちが波打ち際で騒いでいる声は耳に入ってくるのですが、正直もうそんなことはどうでもよかったのです。
(何もかもどうでもいい)
そんな思いで動いているか留まっているか定かではないタンカーを眺めていたときです。
「濡れてますよ」
雨が急に体に当たらなくなりました。
左側を見ると、髪の長い、美しい女性がいるのです。
雨は彼女が刺し掛けてくれた傘の上を叩いています。
彼女の肩越しに、セネガルの総領事館が見えていました。
これがわたしとabika様との出会い…というのはもちろん冗談で、港町ヌーベルフイユという地名も「海岸の総領事館」もわたしの思いつきです。

この質問、続く(え~~? ←われながら呆れている様子)

これだけじゃ何なので、他の質問にも少し。


14 今まで自分の経歴で面白い事や自慢できる事は?

自慢というのは特にないのですが、思いつくことを少し上げてみると、

● フラワーデザイン3級試験に合格しました。

でも今は止めてます。
お金がかかって・・・。

この質問、続く(え~~、これも? ←われながら呆れている様子)
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あなたは「カツマ―」か否か?  「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社) [ルコ的読書]

勝間和代の熱烈の支持者たちを「カツマ―」と呼ぶらしいが、わたしは別段「カツマ―」ではない。
かと言って「嫌い」というわけでもなく、まあ、特にスペシャルなエモーションを惹き起す存在ではないというわけだ。
と、上のように書きながら、(ずいぶん分かりにくい表現かも)などという気がし始めたので、分かりやすい表現に直すと次のようになる。

「勝間和代は特に好きでも嫌いでもない」

いや、実に分かりやすい表現になった、などという満足に浸るのはここまでにして、今回取り上げる本は、「勝間和代の日本を変えよう」勝間和代(毎日新聞社)である。
最近では勝間和代と香山リカの議論が話題になったことが記憶に新しいが、勝間和代の「思い切った発言」というのは分かりやすくするための確信犯的なところがあり、その部分だけ取り上げてもあまり意味がない。
何冊か著書を読んだ印象では、メディアに現れるイメージよりも思慮深い人かなという感じはある。

まあ何にせよ、賛否の分かれるであろう勝間和代の意見と存在。
わたしなりの視点で何回かに分けて紹介してみたい。

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「素直になれなくて」井川遥お薦め映画。吉高由里子を「アネゴ」と慕う仲里依紗の「ヤンキー君とメガネちゃん」スタート!感想は後日♡ [吉高由里子]

第2話目にして、内容はスカスカという評価(?)の定着した「素直になれなくて」だが、映画ですでにかなりの実績を作った瑛太がこのようなドラマに出ざるを得ないのが日本の不思議。
さらに問題は、上野樹里が「一般的な女性役」を演じると現時点ではどうしても「のだめ」が出てしまうということがはっきりしたということだろう。
これは上野樹里にとって、今後大きな課題、そして悩みとなるのではないか。
ドラマ中の服装やヘアスタイルも、かなり微妙である。
それと関めぐみ・・・ある程度の映画出演歴を持つ女優だが、「こんな役では・・」というしかない。

そんな中、美貌で若手を圧する井川遥のお薦め映画を挙げてみよう。
「樹の海」(2005年)
「暗いところで待ち合わせ」(2006年)
「犯人に告ぐ」(2007年)
「イキガミ」(2008年)
「トウキョウソナタ」(2008年)
「ディア・ドクター」(2009年)

特に瑛太も出演している「ディア・ドクター」は必見で、同じ俳優が「映画とドラマでこれだけ違うのか」という点も見逃せない。

吉高由里子を「アネゴ」と慕う仲里依紗の「ヤンキー君とメガネちゃん」がスタートした。
ゼブラークイーン姿でのライブも含め、現在話題独占中の感もあるが、ドラマの感想はご・じ・つ(^_-)-☆ 

● 「ディア・ドクター」は現代日本人必見と言える。
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「カッコーの巣の上で」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「カッコーの巣の上で」ミロシュ・フォアマン監督

他のどんな作品とも比較できない「神話的傑作」の一つ。満点でないのは、中盤やや平板になる印象から。しかし終盤の「怒り」「絶望」「希望」「自由」のエモーショナルな乱打は映画史上他に類を見ない。ニコルソン、フレッチャー始め、俳優陣の偉大なパフォーマンスも説明不要だろう。

9点

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寺島しのぶが憧れる女優の一人、フランスのサンドリーヌ・ボネール 1 [生と死のためのアート]

寺島しのぶが「女優の理想的姿」として例に挙げた3人。
イザベル・ユペール、シャーロット・ランプリング、サンドリーヌ・ボネール。
この3人を挙げることに関しては、わたしもまったく異論がない。
文句なしの「最高女優」たちだ。
特にイザベル・ユペール。
「現代最高の女優」を「どうしても一人選べ」と問われれば、多分「イザベル・ユペール」と答えるだろう。
ナオミ・ワッツも候補だが、やはりユペールのキャリアにはまだまだ太刀打ちできない。

しかし3人の中で一番日本人に馴染みが薄いのはサンドリーヌ・ボネールではないか。
では、ということで、サンドリーヌ・ボネールという素晴らしい女優の一端を紹介したい。

(え?ここでもひっぱってる?何のことですかねえ?? ←おトボケしている様子)
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