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小説 神秘アンチエイジング&エロス 206 しつこさ [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

店主は小柄で脂ぎった顔だ。
白い帽子の下の丸っこい目が瑛次に向けられる。
「調子が悪いんですか?」
「いや、そんなことないですよ」
店員が口をはさむ。
「え、でもほとんど食べてないじゃないですか」
「おや、これはホントだ」
瑛次はできれば店員の首を締めたかった。
どうしてこれだけしつこいんだ。
金を払って帰らせてくれたらいいじゃないか。
店に損になることは何もないじゃないか。
これでは晒しものだ。
怒り、怖れ、屈辱感・・いくつもの感情が瑛次の中で渦を巻く。
「いや~、瑛次さん・・。今日は味がおかしかったんですか?」

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

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フィギュアスケートの「芸術性」に関して 4 [生と死のためのアート]

これはわたしなりの一つの結論だが・・。
フィギュアスケートはなぜあれだけ、息苦しくなるほど美しく見えるのか?
それは逆説的だけれど、その「芸術性」のためではなく、あくまで「スポーツ性」のためだと思う。
と言うのは、例えば同じような内容の演技をしても、エキシビションやアイスショーではそれほど「美しい」とは感じないのだ。
フィギュアスケートを「美」たらしめているもの、それはオリンピックや世界選手権で生まれる異様なまでの緊張感なのではないか。
「一度でも失敗すれば終わり」・・その異様な緊張感が他のものにはない独特の「美」を生んでいる。
フィギュアスケートの「美」は、「芸術的」というよりも極度に「スポーツ的」あるいは「勝負的」なのではないか。




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浴衣の着方の授業?   「うるさくてもシズカ」大石静 「婦人公論」(2009 8/22) [ルコ的読書]

大石静という人に特に興味があるわけではないが、「婦人公論」(2009 8/22)に載っていたコラムの内容が、わたしが常々主張していることに近かったので紹介してみたい。
このコラムは若い女性の浴衣の着方について大石静が非常に不満を持っていることがポイントとなっている。
まずは次の部分。


わたしは前々から、小学校で英語やパソコンの授業を増やすくらいなら、浴衣の着方を教えた方が、ずっといいと言い続けている。

     「うるさくてもシズカ」大石静 「婦人公論」(2009 8/22)


これはもちろん極論であるけれど、「なるほど」と思う方もいるだろう。
英語やパソコンも大事なことだろうが、それ以前に必要なことを子どもに教えてないのが現在の日本であることは多くの人が認めると思う。

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吉高由里子VS北川景子の「Palitte」と「パナップ」対決!「美」についての解説。壇れい主演「八日目の蝉」初回感想。 [吉高由里子]

吉高由里子VS北川景子の「Palitte」と「パナップ」対決。
「美」は吉高由里子に軍配だというのは、そのクラシカルな美しさ、透明な美貌が発揮されているからだ。
では「Palitte」の北川景子は美しくないかと言うと、もちろん美しいのであって、しかしその美しさの質が違うということ。
「Palitte」の北川景子はやや(かなり?)猥雑な雰囲気が魅力。
「単なる猥雑」であれば世の中に溢れているが、魅力的な猥雑、カッコいい猥雑な雰囲気を出せる人間は滅多にいない。
ただ「Palitte」と「パナップ」の場合は吉高由里子の正統的美しさをとった。

壇れい主演ドラマ「八日目の蝉」初回を観た。
今のところ可もなし不可もなしという展開だ。
本来なら壇れいの美貌は映画で観たいところ。
「八日目の蝉」でドラマで壇れいに興味を持ったからは、ぜひ映画「武士の一分」を観てほしい。
初回は北乃きいの出番が少なかったが、やはりいつも通り「?」だった。(笑)

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「17歳」フェルナンデス・アルメロ監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「17歳」フェルナンデス・アルメロ監督

若き日のペネロペ・クルスを筆頭に3人の主演女優のバランスをたっぷり楽しめる。特に中年主婦を演じるベアトレス・カヴァジャルがシャワーを使う(何にでしょう? 笑)シーンの表情は可笑しい。ストーリーはとりたててどうということはないが、スペインンの強烈な翳と色彩はいつ見ても心地いい。

6点

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朗読の悦びを叫ぶ!(←日本語、ヘン?) [生と死のためのアート]

昔はサロンなどで詩の朗読をすることがけっこうな娯楽だった。
今は朗読と言えば学校の授業などだけで、社会に出ればよほどの愛好家(?)以外は朗読などしない。

だからこそ敢えて叫ぶ(?)!

朗読はとてもいい!

わたしは朗読、してます。(←日本語、ヘン?)

そして魅力的に朗読する女性って、とても魅力的に見えるのである。(日本語、ヘン?)


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