SSブログ

小説 神秘アンチエイジング&エロス 222 子ども [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

「わたしらは心を込めてラーメンを作ってるんです。一つ一つのラーメンが子どもみたいなものです。一杯一杯のラーメンが本当に可愛いんです。それをなんですか、ほとんど食べずに出ていこうとして。瑛次さんねえ、もしあなたに子どもがいて、誰かがそれを残して出ていこうとしたらどう思います?辛くないですか?哀しくないですか?悔しくないですか?私の今の気持ちがそれと同じなんですよ、分かります?」
分からなかった。
そもそも(「子どもを残す」って何だよ」と瑛次は思ったが、もちろん言えなかった。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
nice!(41)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

外国映画の「吹替え版」が増えてきたことについて 2 [生と死のためのアート]

日本人の声で吹替えることで生じるイメージ。
有名な声優が吹替えれば、その声優たちの顔が脳裏に浮かぶだろう。(声優の顔を知っている場合)
著名な俳優が吹替えれば、「顔が浮かぶ」度は飛躍的に上がる。
気にしない人もいるだろうが、わたしにとって鑑賞中の作品と違うイメージが脳裏に浮かぶのは大きな「邪魔」なのだ。
かなリ昔、「字幕をありがたがるのは外国コンプレックスだ」などと言った声優がいたが、話をそんな低い次元に持って行ってはいけない。

さらに言えば、吹替えのラブシーンなどは観ていて恥ずかしく、身の置き場がなくなる。

そしてもう一つ、外国語が分かろうが分かるまいが、実際に演じている俳優たちの声を聴き、そのセリフ回しなどを味わうというのは「映画鑑賞」という次元を超え、「外国そのもの」を
そんな貴重な機会がこれからどんどん減っていくのだろうか。
(「外国では吹替えが主流」などというのは別の話だ)

例えば「字幕」「吹替え」両方が劇場へかかればいいが、最寄りの劇場に観たい映画の「吹替え」しか来なかったら・・。
頭を悩ませるが、多分足を運ぶのを躊躇するだろう。
nice!(34)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

本当にスゴイ剣豪だった!伊藤一刀斎  「日本の剣豪一~五」(旺文社) [ルコ的読書]

「バガボンド」の中で伊藤一刀斎は吉岡清十郎と違い(笑)、「豪快(過ぎる)剣豪」として描かれている。
筋骨隆々とした体躯、頬骨の張ったいかつい顔にヒゲ、傍若無人そのものの常識に外れた言動・・ときにひょうきんな振る舞いをする、まあ言わば「とんでもない自由人そのもの」なのだ。
「バガボンド」の伊藤一刀斎は「小次郎編」が終わった後、もう出ないかと思ったら、「吉岡道場の人間70人斬り」を果たして剣に悩む武蔵の前に再び登場する。
そして武蔵に対して剣に生きる者は「楽しいかどうか」を基準にしろと言い放つ。

そんなスゴイ伊藤一刀斎とはどのような人物か、「興味を持つな」という方が無理である。
で、ここでやっと「日本の剣豪一~五」(旺文社)に戻るわけだ。
南條範夫は次のように書いている。


伊藤一刀斎影久は、その実力に置いて、上泉信(秀)綱、塚原卜伝に匹敵する領域に達していた大物であろう。
しかし彼は、信綱や卜伝のように名門の出ではないし、生涯、一度も権勢の地位に上ることなく終わった。全く、剣に生き、剣に終わった人である。

          「日本の剣豪一」(旺文社)

おお!
スゴイ人!カッコいい人じゃないか!
そう言えば、「バガボンド」の中で伊藤一刀斎の決め言葉は「わしになれ」だ。
「わしになれ」(笑)

※ 「わし」というのは一刀斎自身のことです。(爆笑)
nice!(33)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

「素直になれなくて」瑛太が「ぼくらの時代」で言ったこと。「微妙」な上野樹里。「チェイス 国税査察官」の麻生久美子が吉高由里子と共演した話。 [吉高由里子]

4月なので新ドラマが始まって話題もドラマネタが豊富にあるが、あくまでわたしが「優秀な俳優たちをぜひ映画で観てほしい」というポジションであることはいつも訪問してくださる方々ならお分かりだと思う。
瑛太がかつて「ぼくらの時代」で次のような意味の発言をしていた。

「(友人である)松田龍平や新井浩文が(ほとんど)映画だけで頑張ると決めているのに、テレビドラマへ出続けるおれってダサいんじゃないかと悩んだ」

正常なセンス・オブ・ビューティーがある俳優であれば、当然そう感じるだろう。
しかし現状で瑛太がテレビドラマを「切る」ということは難しい。
そこで(多分暫定的に)次のような精神的決着をつけたという。

「テレビで自分を知って好きになってくれた人たちが少しでも(自分の映画を観に)映画館へ来てくれたらいい」

思うに、多くの優秀な俳優のスタンスは現在こんな感じなのではないか。
日本における「映画」と「テレビ」の関係は非常に微妙なものがある。
折りに触れ、考えていきたい。

「微妙」と言えば、「素直になれなくて」の上野樹里もやはり「微妙」だ。
「ラスト・フレンズ」では「女性にしか恋することのできない」女性役でとても的確な芝居をしていたけれど、「等身大の女性」役の「素直になれなくて」ではやはりどこか「のだめ」っぽいのである。
回を追うごとにこなれてきて、別の面が出てくる可能性はあるが。

麻生久美子・ARATA「チェイス 国税査察官」がスタートしたが、感想は後日。(笑)
ところで、吉高由里子ファンなら周知だが、麻生久美子も吉高由里子と共演している。

                  つづく(笑)

これから(多分)毎日次のようなことを載せます。
シンプルなことを繰り返すことこそ重要。(笑)

● 瑛太、松田龍平、新井浩文たちの映画を観よう!


nice!(23)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「もしも昨日が選べたら」フランク・コラチ監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「もしも昨日が選べたら」フランク・コラチ監督

ケイト・ベッキンセール(「アンダーワールド」以来、「アネゴ」と呼んでいる♡)が目的で観たが・・、意外と楽しめた。強引なハリウッド度的オチ、「お下劣過ぎるギャグ」などの問題はあるが、際どいラインで「おもしろい」の中に収まっている。クリストファー・ウォーケンの役どころも悪くない。

5点
nice!(31)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

愛の景色の始まり [愛の景色]

「愛」は見えないけれど、「愛」がなければ生きている意味がない。
意味がない?
多分。
「愛」のない世界、生活を想像してみよう。

「いや、ぼくには愛がない」
「わたしには愛がない」
そう言う人もいるだろう。
しかしそれは「見えていない」だけではないだろうか。

「愛」はどこにだってあるし、だから「愛」を生活の中に紛れ込ませることは誰だってできる。
これからときどき(しょっちゅう)、愛の景色を綴っていこう。
タグ:アート 景色
nice!(26)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート