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小説 神秘アンチエイジング&エロス 249 トーン [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

触られた!
こんなことがあり得るのだろうか。
あまりに現実離れしている。
それだけに、瑛次はその場を動けなかった。
男の掌の感触が残る股間にはおぞましさがいっぱい留まっているけれど、瑛次は呆然とするしかない。
男たちの声や体がずいぶん遠くのように感じる。
(ひょっとしたら全部夢・・?」
そんな考え自体が夢のようなものだ。
「なあえいじちゃん」
大柄な男が声のトーンを変えて話しかけてくる。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

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パリジャン、フェノンと第63回カンヌ国際映画祭について語り合った。 [生と死のためのアート]

「カンヌの結果見た?」とフェノン(仮名)。
「見た見た、もちろん」とわたし。
「タイの映画がパルムドールをとった」
「そうだね。カンヌの選考には信頼置いてる?」
フェノンは「とんでもない」という勢いで「ノ~ン」と即座に言った。
「え、そうなの?」
「今年タイ映画を選ぶなんて、いかにもカンヌらしい」
「あ、なるほどね」
「タイは物凄く政情不安定だから、パルムドールを与えると、タイも注目されるしカンヌも注目される」
「それがカンヌの選び方なのかな?」
「まあそうだね」
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箕輪幸人、秋元優里との恋に大きな一歩か? [ルコ(アルベール)のスゴイ「ギャグ」]

架空情景

箕輪幸人は一計を案じていた。
「恋の一計」である。
秋元優里との仲が「どうも進展しないなあ・・」というのが箕輪幸人の悩み。
熟考の上に熟考を重ねてたどり着いた「一計」は「恋のさや当て大作戦」だ。
箕輪幸人の「恋のゲリラ戦争ノート」に書かれた内容は次のとおりである。

「恋のさや当て大作戦」

① 秋元優里の目の前で別の女といちゃいちゃする。
   ↓
② それを見た秋元優里が嫉妬の炎に燃える。
   ↓
③ 必然的に箕輪幸人に対する愛に気づく。
   ↓
④ 秋元優里、箕輪幸人に愛の告白
   ↓
⑤ 2人は温泉旅行に出発

「完璧だ・・」
箕輪幸人はノートを閉じながら満足げにつぶやいた。


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「チェイス 国税査察官」最終回、ARATAの圧倒的なパフォーマンス。 [吉高由里子]

「チェイス 国税査察官」最終回。
ARATAのパフォーマンスは見事の一言の尽きた。
クライマックス、ARATAは江口洋介に銃口を向け、自らの本当の姿を曝け出す。
結局最大のトラウマは「母親の愛」だというやや平凡な「オチ」だったし、ストーリーに無理な部分はけっこう見られたが、そうしたことも忘れるほどARATAは素晴らしかった。
とにかく息を呑んで見入った。
テレビドラマでは滅多にないことだ。
美しく、凄愴で、しかも声が素晴らしい。
さらにセリフ回しが圧倒的なのだ。
強弱の付け方、エモーションの込め方、エモーションを爆発させながらも漂う空虚感。
改めて凄いと思った。

● 「蛇にピアス」の奇跡的な3人(吉高由里子、ARATA、高良健吾)。再共演がいつかあれば・・。


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「シャッフル」メナン・ヤポ監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「シャッフル」メナン・ヤポ監督

死んだはずの夫が翌日は生きていて~などというSFまがいの話はよく映画化されるが、結末まで観て「なるほど!」と感心するものは少なく、「へえ~、ま、いいんじゃない」くらいのものがほとんどだが、この作品もそんな感じ。もっともこれは「サンドラ・ブロックのみが活躍するサンドラ・ブロックのための映画」という側面もある。

4点
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エレガンスの女王オレリー・デュポンAurelie Dupontの「l'espace d'un instant」(日本題「輝ける一瞬に」)。 [愛とバレエ]

セドリック・クラピッシュが監督した「l'espace d'un instant」というドキュメントがある。
パリ・オペラ座バレエ団のオレリー・デュポンを三年間に渡って撮影したという。
まだ全ては観ていないが、これはすごい内容の作品だ。
バレエを扱ったドキュメントの「金字塔」と言っても差し支えないだろう。
さすがは第一線の映画監督セドリック・クラピッシュが撮っただけはある。(彼の作品の全てが楽しめるわけではないけれど)
映像のキレがよく、アングルなどもバラエティに富んでいて、飽きさせられることがない。
何よりも「最高のバレリーナ」を「最高の時期」に記録したという重みは何ものにも代えがたい。
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わたしの愛するカラヴァッジョ作品  「ホロフェルネスの首を切るユディト」その2 [ルコ的読書]

ところでユディトの物語をご存じだろうか?
これは旧約聖書外典「ユディト記」の中の物語なのだが歴史的事実かどうかというと、「違うだろう」という説が有力になるようだ。
かと言って、神話や聖書にまつわる話を「単なる作り話・迷信」などというスタンスも実につまらない。
長い年月の渡って伝わってきた話には、そのような「話」が生まれる「何か」があったと考える方が理にかなっているし、それよりも何よりも、わたしは「神話」や「聖人伝」の美しさに魅了されるのだ。
その「美しさ」は人間の魂の深層にまで食い込んで来るもので、多くは「恐怖」をも伴う。
そして「美」は「恐怖」を伴っていてほしいというのがわたしの感覚なのだ。

次回ユディトの物語について簡単に触れよう。
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小泉進次郎VS原田大二郎が始まるのか?? [ルコ(アルベール)のスゴイ「ギャグ」]

架空情景

(前回までのあらすじ 民主党地下本部へ偵察に来ていた小泉進次郎。しかし突然飛んで来た「友愛」の紐に絡め取られる。笑い声の方を向くと、原田大二郎がいた)

「ふははははははははははあああ!」
「き、貴様、原田大二郎!なぜ貴様がそこに?」
「ふははははははははははあああ!知らないのか?おれは今度民主党から立候補するんだよ!おれは小沢チルドレンになったのさあ!」
「小沢チルドレン?しかし貴様、小沢一郎より2歳若いだけじゃないか!」
「ふははははははははははあああ!小さなことにこだわるな、小泉進次郎よ!!」
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吉高由里子「美丘」、共演の水沢エレナ。「ヤンキー君とメガネちゃん」本郷泰斗の「首曲げ」にややはまる。 [吉高由里子]

気楽なエンターテイメントとして楽しめる「ヤンキー君とメガネちゃん」だが、わたしが「ややはまっている」のが本郷泰斗のパフォーマンスだ。
何ということはない、成宮寛貴と対立するときに口を歪め少し首を曲げて睨み合うだけだが・・。
このベタがいい。
演じている本郷泰斗がいい。
「何」「なぜ」とは説明できないこの妙な快感。
しかしこうも言わねばならない。

● 本郷泰斗の「本当の美貌」は映画で。

吉高由里子「美丘」の共演者に「水沢エレナ」という名があった。
吉高由里子と同じくアミューズに所属する女優だ。
テレビ版「恋空」で主演しているが、そのドラマはコケた記憶が・・。

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