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小説 神秘アンチエイジング&エロス 242 歓喜 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

しかし今のところ「勇気を出して」言うようなことなど何もない。
けれど「何もない」ことを言うことはできないとなると、いったいどうすればいい?
「そうねえ・・、まあ、すごく性格もいいし。けっこういいんじゃない?」
(何を言ってるんだ、おれは)
しかし口から出た言葉はもう帰ってこない。
「え、瑛次さん!そうなんですか!え~~~、そうだったんですか・・。いや~、どうしよう・・。もう!恥ずかしい。恥ずかしいなあ、もう!わたしこんなこと・・初めてで。スゴク恥ずかしいです、ホント。でも嬉しい、瑛次さん・・。瑛次さんがそんな風に思っててくれたなんて、ホント、スゴク嬉しいです」
(おれ、そんなに喜ぶようなこと言ったか?)
じょじょに虚ろになってくる意識の中で、瑛次は漠然とそんなことを考えていた。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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スヴェトラーナの人差し指    すみません、バトンです(・_・;) [生と死のためのアート]

また鐘の音が聴こえてきた。
ぼくはもっとスヴェトラーナの頬を押したかったし、もっとスヴェトラーナにぼくの頬を押してもらいたかったけれど、「聖ルチアの鐘」の音が気になったんだ。
「ねえスヴェトラーナ・・、聖ルチアの鐘の音は聴こえる。でも近くに教会はないという。どういうことなんだい?」
「シッ!」
ぼくの唇に人差し指を当てるスヴェトラーナ。
(このままずっと指を当て続けていてほしい・・)
そう思ったけれど、つとめて冷静に振る舞おうとした。
「よく聴いてアルベール、あの鐘の音、何か普通と違うんじゃない?」
ぼくはスヴェトラーナの人差し指に軽くキスをしながら耳をそばだてた・・。

(つづく ええ、そうです。わたし自身、書きながらあきれているのです 美苦笑)


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カラヴァッジョの歴史と日本の歴史 [ルコ的読書]

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ(カラヴァッジョ)は1571年に生れ、1610年に死んでいる。
1571年というと、世界史的にはレパントの海戦が起こった年で、日本では元亀2年、織田信長が延暦寺を焼き討ちにした年だ。
1610年はガリレオ・ガリレイが木星を観測して月以外の衛星を発見した年で、日本では慶長15年に当たる。
ちなみに慶長20年は大坂夏の陣が始まり大坂城が落城、豊臣氏が滅亡した年で、同年7月には武家諸法度が制定されている。

と、カラヴァッジョの生きた時代と日本の少し見比べてみたが、多くの日本人が「国際感覚」をもう一つ持てないのは学校で「日本史」と「世界史」がまったく「別世界の出来事」のように教えられるのも一因ではないかと思うのだが。
とは言え、一般のアメリカ人などもさほど国際感覚はないというから、大事なことは「一般的」などと括られる範囲に入らないことか。

さて・・と。
え、カラヴァッジョの話題は?
次回から本格的ですよ。(ニヤリ)
え、ひっぱってる?
それはきっと気のせいでしょう。(うふふふ)
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嗚呼、北川景子・満島ひかり出演「月の恋人」第一話をわたしは・・。「チェイス 国税査察官」ARATAの声。沢尻エリカの時代・吉高由里子の時代 5 [吉高由里子]

観ましたか?
北川景子・満島ひかり出演「月の恋人」。
実は第一話、全部観るというわけにはいかなかったのだが・・。
え、何故かって?
ね・す・ご・し・た(トホホ)
ああ、もう寝過ごすなんてありえないと思ってたのに。
そんなわけでやや自己嫌悪に陥っているわたしですから、「月の光」の本格的な感想は2話目以降ということに・・。
まあここでひと言書けるとすれば、どうにも肌の合わない世界ではある。

「チェイス 国税査察官」の展開が「起動」した状態で案外おもしろい。
さすがにあれだけの俳優陣を揃えると見応えがあるのだが、その中でもARATAの魅力が際立っている。
美しさ、品性、知性、そして艶と深みのある声。
声というのはとても大事だと思うのだが、なかなかARATAほどの声の持ち主はいない。
例えば中居正広の声とか(俳優と呼べるかどうかという問題もあるが)、とても聞きづらい声だ。

少し単純な比較をしてみよう。
吉高由里子や仲里依紗などは存在そのもので演技しているのに対し、沢尻エリカの演技は「顔の表面」が中心となっている。
今のところそんな気がするのだが。

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「バベットの晩餐会」 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「バベットの晩餐会」ガブリエル・アクセル監督

この作品で描かれている寒そうな北欧の雰囲気は大好きだ。しかし「まとまり過ぎる」展開は、わたしにとってやや物足りないポイントとなり得る。見せ場はやはり「フランス料理」。超一流のプロフェッショナルのカッコよさにワクワク。

7点
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エビちゃんに関する、あるおじいちゃんと孫の会話 [ルコ(アルベール)のスゴイ「ギャグ」]

あるおじいちゃん。
お気に入りはポニョ(大橋のぞみ)が出ているポテトチップスのCM。
テレビを観ながらポニョと一緒に踊っていたら孫に「おじいちゃん、バカみたい」と言われてしまった。
おじいちゃん、少し「ムッ」として「ナウいところ」を見せようとしてひと言。

「いや~、エビちゃんとIMALUが結婚したそうだねえ」
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