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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「現在世界で最高にワクワクする映画監督の一人、ドゥニ・ヴィルヌーヴの〈高熱の暗黒〉」。2017年12月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「現在世界で最高にワクワクする映画監督の一人、ドゥニ・ヴィルヌーヴの〈高熱の暗黒〉」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

カナダの映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品には今のところハズレがなく、それどころか、「ただおもしろい」とか「いい作品だ」といった感想を超えて、どの作品も鑑賞中「ワクワクしてしまう」ものばかりである。
どんな芸術作品でも、「ワクワクする」という状態が「最高の状態」の一つだ。

「ワクワクする」、英語で言えば、
「エキサイティング」。
これ、人間の生活、そして人生にとってとても重要な要素です。

カナダの映画監督と言えば、最近はグザヴィエ・ドランの早熟な天才ぶりがずっと注目されていたが、このところワンパターンの作風にかなり批判が集まっている。
作家性の強い映画監督の難しいところだが、ドゥニ・ヴィルヌーヴもその演出方法に「作風」と呼べる要素はある。
ドゥ二・ヴィルヌーヴの「作風」とは、抽象的な表現で言えば、

「高熱の暗黒」という感覚だ。

「高熱の暗黒」。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!


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●田川寿美と新妻聖子の「蘇州夜曲」を聴き比べてみよう。 [「言葉」による革命]

●田川寿美と新妻聖子の「蘇州夜曲」を聴き比べてみよう。

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

はい。
多くは申しません(笑)。

田川寿美と新妻聖子の「蘇州夜曲」を聴き比べてみよう。

ぜひ一度。


田川寿美

https://www.youtube.com/watch?v=9wcvT4cxuIw

新妻聖子
https://www.youtube.com/watch?v=4HB-kzjWc8U


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●「悠久感」歌謡史上最高か?「蘇州夜曲」を田川寿美と新妻聖子の歌唱で聴き比べ! [「言葉」による革命]

●「悠久感」歌謡史上最高か?「蘇州夜曲」を田川寿美と新妻聖子の歌唱で聴き比べ!

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

日本のポピュラー音楽・・・と言うと「どこからどこまでが」という話になって、実に大雑把な捉え方になるが、欧米のヒットチャートと比較すると、「ロック」が大きなセールスを上げたことはまずなく、有名どころはだいたい「ロック風歌謡」「ロック風ポップス」だ。
日本の文化土壌でそこを変えるのはなかなかに難しいことだと思うが、まあ「ポピュラー音楽」の範疇として普段意識されているのは、「歌謡曲」「流行歌」「演歌」「(いわゆる)ニューミュージック」、そして現在なら「J POP」といったところか。
こうして並べても実に意味するところの曖昧な言葉ばかりで、特に「(いわゆる)ニューミュージック」という言葉の軽さが今でも苦笑ものだが、例えば最近BSプレミアムで放送した1時間ほどの山内惠介特集番組で彼はある曲をきっかけに、

「ぼくも演歌歌手というだけではなくて、流行歌手になれるかもしれないと、世界が広がった気分だった」

という意味の発言をしていた。
それを聴きながら、(ああ、歌手たちの中ではこうした名目に思い入れがある人もいるのだな)と感じたのである。
ただわたしとしては細かな名目分けにはさほど興味はなく、自分の感覚で「いい!」「素晴らしい!」と感じた音楽はできるだけ聴いていきたいと、それがかなり前からの音楽にと言うか、文化芸術に対するスタンスである。
思い出せば10代の頃は、「知的な(?)プログレファンである自分」「尖鋭的なパンク・ニューウェイヴファンである自分」にこだわっていて、時々赤面してしまうわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)。

ところで演歌というもの、余程特別な曲想を持っている歌でなければ、(どれもおんなじじゃん!)と感じてしまうことしばしばだが、この点についても今後のテーマとして深めていきたい。

では、「蘇州夜曲」は名曲だろうか?

名曲である。

作詞は西條八十、作曲は服部良一。

李香蘭主演の「支那の夜」というえいがの劇中歌として発表されたそうだが、それが1940年(昭和15年)。
しかし1940年よりもずっと前から歌われているようなスタンダード感があり、しかも「古い」印象はまったくない。
「蘇州夜曲」をカヴァーしている歌手は驚くほど多く、しかも2000年以降にレコーディングしている人がやたらと多いところからも、「蘇州夜曲」の悠久性がよく分かる。
そして日本の歌謡史において、これほどまでに耽美かつロマンティシズムに満ちた悠久感を溢れさせた歌は他にはなかなかないと見る。

様々な歌い手たちの「蘇州夜曲」、今後じっくり聴き比べて行こうと思っているが、今回は田川寿美と新妻聖子による歌唱をぜひ聴き比べていただきたい。

田川寿美

https://www.youtube.com/watch?v=9wcvT4cxuIw

新妻聖子
https://www.youtube.com/watch?v=4HB-kzjWc8U

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、鏡花」篇。2017年12年28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、鏡花」篇。

「猫、鏡花」

薊野川を感じながら
『外科室』を読んでいた
泉鏡花の
するとその後の夢で

・・・・・・

鏡花が描いたどんな女性よりも魅惑的な
ぼくの素敵なネコ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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●年末の美声に陶然・・・山田姉妹の「荒野の果てに」。 [「言葉」による革命]

●年末の美声に陶然・・・山田姉妹の「荒野の果てに」。

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

ところで、『新BS日本のうた』で山田姉妹が、

「愛するってこわい」と
「荒野の果てに」を

歌ったのだけれど、やはり山田姉妹、賛美歌である「荒野の果てに」などを歌うと、その飛び抜けた美声が冴えわたり、あたかもスタジオが歌声のみで「聖堂」となったかのごときである。
日本語歌詞の部分も素晴らしいが、特にわたしはラテン語の部分に心から痺れる。

https://www.youtube.com/watch?v=JZxOpD3HkyI

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『その女諜報員アレックス』、オルガ・キュリレンコは何歳?その若さ、B級アクションとしての充実」。2017年12月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『その女諜報員アレックス』、オルガ・キュリレンコは何歳?その若さ、B級アクションとしての充実」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン

『その女諜報員アレックス』のオルガ・キュリレンコはとても若く見える。
オルガ・キュリレンコは1979年生まれ。
『その女諜報員アレックス』の制作年は2015年。
30代も半ばを超えた年齢だけれど、その表情はティーンエイジャーのようだ。
元々背が高く痩せ過ぎてもおらず、体格がよくて、アクションシーンに説得力がある。
アクション映画は主役に魅力がないと鑑賞者を引っ張れない。
有名であれ無名であれ、魅力ある主役が存在しない魅力あるアクション映画はない。
『その女諜報員アレックス』はオルガ・キュリレンコというビッグネームがやる気満々で演じた時点でほぼ成功は約束されていた。
もちろん悪役も魅力的であれば尚よかったが、ここは贅沢を言うまい。
ところで『その女諜報員アレックス』に対する批評はまったくよくないけれど、そしてわたしは「批評」の存在の重要性を大いに強調したい一人であるけれど、それでも時として「批評を無視すべき」作品も存在することをよく知ってる。
『その女諜報員アレックス』はもちろん、「批評を無視すべき」一本だ。


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●末尾ルコ詩 「見者=voyant」 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩 「見者=voyant」

かつてアルチュール・ランボーは、
「見者」の概念を語った。
「見者=voyant」

あなたは?

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●「別枠」で『紅白』出場が最初から決まっていたかどうかは知らないが、桑田佳祐や安室奈美恵の性根はいかがなものか?&1973年『日本沈没』は『シン・ゴジラ』より上か? [「言葉」による革命]

●「別枠」で『紅白』出場が最初から決まっていたかどうかは知らないが、桑田佳祐や安室奈美恵の性根はいかがなものか?&1973年『日本沈没』は『シン・ゴジラ』より上か?

末尾ルコ「映画と音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

正しく「臍が茶を沸かす」であるところの、NHK『2017紅白歌合戦』、「粘り強い交渉の末」安室奈美恵も桑田佳祐も出演!である。
出演者発表時に既に安室奈美恵も桑田佳祐も出演が決まっていたのに、「粘り強く交渉中のふり」をしていたという証拠をわたしは何ら持っているわけではないけれど、そりゃあ思う罠、いや思うわな、「最初から決まっていたのだろう」と。
なにせ桑田佳祐も安室奈美恵も最近しっかりNHKの番組へ出ているのだし。
それにしても「別枠」で「紅白出場」という神経が気が知れない。
どんなに売れていても、どんなに伝説的な歌手として存在していても、「『紅白』には絶対出ない」という人も少なからずいて、わたしはそのスタンスは実に見識あるものだと思うけれど、「他の歌手と同じステージには立たないけれど、別格の歌手として中継なら出てやる」というやり口はどうにも気色悪い。

それはさて置き、、『日本沈没』の方が『シン・ゴジラ』よりおもしろいのですわ。
『シン・ゴジラ』がそんなにダメと言ってるわけではないし、好きか嫌いかと問われれば、どちらかと言えば「好き」な方である、あの映画。
しかし一部「識者」などが殊更大袈裟に騒いでいるのを見ると、(それはちょっと違うんじゃない)という、わたしにとって『シン・ゴジラ』の出来はそのくらいのものだが如何か?
で、WOWOWで『日本沈没』をやっていたので、って、あの地殻変動より柴咲コウの顔の方が怖いリメイクの方じゃないですよ。1973年、小松左京の原作ベストセラーを受けて制作された大ヒット作。
主演の藤岡弘は脂ぎっているし、何といしだあゆみも脂ぎっている。
さらに総理大臣役の丹波哲郎が真面目に演技している。
いや、正直言えば、映画としての完成度では『シン・ゴジラ』の方がそりゃあ上だ。
『日本沈没』は終盤完璧に破綻する。
しかしそれでも途中まで、「もし日本人が国土を失えば」というシミュレーションが必ずしも現実的とは言えないまでも、一定の知的作業として鑑賞者に提示される。
対して『シン・ゴジラ』は、現れるのが「ゴジラ」であり、しかも珍妙な幼獣まではじめに登場するものだから、「ゴジラがどう描かれているか」に興味の大きな部分は集中せざるを得ず、俳優たちの人工的な演技も相俟って、決して「今の日本」を感じさせることはないのだ。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、薊野川」篇。2017年12月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、薊野川」篇。

「猫、薊野川」

薊野
流れる
薊野川
その平凡過ぎる佇まいも
また詩的である

・・・・・・

なにせ
ぼくの素敵なネコのために
薊野川も
素敵にしたい!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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[ダイヤ]「言葉」による革命・「美」による革命[ダイヤ]  「末尾ルコ 革命広場」/「末尾ルコ 会話芸術」高知(土佐)薊野より全国、世界へ ●閉じるな、開け、目を覚ませ!!そして「生きている実感」。2017年12月26日 [「言葉」による革命]

※2018年1月13日配信予定 末尾ルコ メルマガ(有料)より抜粋。


●〈「言葉」による革命〉・・・「言葉の戦士」訓練&「真の恋愛講座」・・・閉じるな、開け、目を覚ませ!!そして「生きている実感」。

「生きている実感」というお話を前回しました。
例えば、いつも感じるのですが、

「不治の病と宣告された人が、生まれて初めて生きている実感を得た」

などという話、よくありますね。
それはそれで「素晴らしいこと」(限定的ではありますが)なのですが、わたしから見れば、「遅い」です。
少々厳しい言い方ですけどね。
そして「不治の病」になったということで、まるで「悟った人のような言い方をする」人もいますけれど、そうなると、(ちょっと違うんじゃない?)と感じるわけです。

それにしてもどうでしょう、「あなたは不治の病です」と言われてからようやく「生きている実感」が味わえるなんて、もったいない人生だと思いませんか?

「人生のすべてで、生きている実感を味わいましょうよ!」というのが、〈「言葉」による革命〉の重要思考の一つなのです。

さあ、今からすぐに、「生きている実感」を味わいましょうよ!!

(続きは、有料メルマガでお願いします)

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