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スヴェトラーナとオーロラ  バトン(^_-) [生と死のためのアート]

「いくら高度が下がっても、二人の愛の高度は決して下がらないさ!」
二人の声はフィンランドの空に煌めきながら溶けていった。
その声が解けていった空が妖しい光を放ち始め、見る見る極彩色のオーロラに変わった。
フィンランドの空から無数の湖へ降り注ぐようなオーロラ。
「見て、スヴェトラーナ!あれはぼくたちの愛のオーロラだよ!」
「ああ、アルベール!信じられないわ、何ていうことが起こるのかしら!」

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「美丘」第3話、吉高由里子と葬式、喪服。 その1 [吉高由里子]

さて視聴率のことなど忘れて・・と。(笑)
「美丘」第3話に吉高由里子が葬式(後の会食)に出席するシーンがあった。
短いシーンだったがいくつかの点で非常に印象的な、有意義なものだった。

まず吉高由里子と「葬式」という存在そのもの。
「葬式」は言うまでもなく「死」に関する儀式だ。
「死」と「生」の分岐点にある儀式でだと言い換えることもできる。
現代日本の「葬式」の多くは「葬祭業」に任されることが多く、残念ながら自然と無味乾燥なものがほとんどになっている。
しかし本来の「葬式」はときに崇高でときに通俗で、哀しみが中心だがときに怒りや喜びなど様々な感情がまじりあう時間であり場でもあるはずだ。
だから映画的にも「葬式」は非常に魅力的な題材と成りえるわけだ。

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● ルコ美醜悪学 総論 3 [愛の景色]

多数に属しているのを全て「恥ずべきこと」だとは言わない。
問題はしっかりと「選択」をしているかどうかだ。

タグ:アート 言葉
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パリジャン、フェノンとUFOや幽霊の話をした 3 [生と死のためのアート]

さらにぼくは聞いてみた。
「でも地球へやってきた宇宙人が人をさらうなんてのは・・」
「あり得るんじゃないかな・・」
まあそれに関してぼくは必ずしも同意はしないけれど。
さらにぼくは聞いてみた。
「幽霊なんてどう?いると思う?」
「携帯で人は話してるよね。声は聞こえる。でも相手は見えない。声も見えない。でも話をしている。普通になってるから誰も不思議だと思わないけど、これはかなり不思議だ。つまり見えない世界のことはまだ分かってないし、存在していても不思議はないということ」
この話に筋が通っているかどうかはともかく、「見えない世界の可能性」の話は大好きだ。

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パリジャン、フェノンとUFOや幽霊の話をした 2 [生と死のためのアート]

わたしももちろん地球外に知的生命体は存在すると思っている。
一体宇宙はどれだけ広いのか?
ここでも「学者」の問題が出てくるが、いかにも「宇宙について全て分かった」などという態度を見せる「宇宙学者(?)」たちにはつい「宇宙へ行ったこともないくせに!」という言葉をかけたくなる。
地球についても分からないことだらけなのに、「宇宙の全てを知っている」なんて、人間そこまで傲慢になってはいけないと思う。
また以前テレビの解説者が、「UFOなんて地球に来てるはずがない。来ていたらレーダーに映っているはずだ」などと言っていたが、これも想像力が乏しいというか、「地球の科学が全て」的思考に取りつかれている。
いやもちろん、わたしも矢追純一ではないから、「絶対UFO」が来ている断言しているわけではない。
しかし「科学教」信者の「絶対信仰」が肌に合わないのも事実だ。

話はフェノンから離れた。
また次回、フェノンとの会話を続ける。
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燃えるように暑い夏の日の蝉 1 [生と死のためのアート]

ある日、家のガレージへ車で帰りついた。
コンクリートの上に蝉の抜け殻が落ちている。
でも次の瞬間、それは「抜け殻」ではないということが分かった。
殻に蝉そのものもくっついている。
羽化の途中で力尽きたのだろうか。
そう言えば羽の色が薄い気もする。
靴で少し触ってみた。
蝉は足を少しだけ動かしたけれど、飛んで行けそうな気配もない。


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スヴェトラーナとアルベールの声  ♫バトン♫ [生と死のためのアート]

そうこう言いながらも二人はじょじょに高度を下げつつあることを理解した。
「やっぱり落ちてるわ、アルベール」
「そうだね、高度が下がってる」
「ふふふ、あなたの考えは分かってるわよ、アルベール」
「え、お見通しなのかい、スヴェトラーナ?」
「モチよ!アルベール!」
「じゃあ声を合わせて行ってみようか!」
「行くわよ、アルベール!」

二人は声を合わせた!
「いくら高度が下がっても、二人の愛の高度は決して下がらないさ!」

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吉高由里子「美丘」第3話視聴率8.0%・・・・。「GM~踊れドクター」、ドアの向こうから現れる多部未華子の顔。 [吉高由里子]

「美」という観点から見どころの多かった吉高由里子「美丘」第3話だが、視聴率は何と8.0%。
まったく「視聴率」なんていうのは何をかいわんやである。
吉高由里子の濃厚な「美」や図抜けた「演技力」が「お茶の間」向きでない可能性は十分にある。
あるいは主演2人以外のキャストが弱いというのもあるかもしれない。
しかしこれだけ素晴らしい「美」「演技力」を見せてくれているものにこの数字というのは、ますます「視聴率」というものを

視聴率と言えば、「GM~踊れドクター」の第2話は11.5%だった。
「GM~踊れドクター」の推進力はやはり多部未華子だが、演技力だけでなくそのファニーフェイスぶりをも生かしている。
随所でドアの向こうから「にゅっ」と多部未華子の顔が現れるショットがあるが、それがなかなか笑えるのだ。

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君への本当の愛の短い言葉 変奏 2010年7月27日 [愛の景色]

ああ、君はなんて素敵なんだ。
誰よりも分かっているはずなのに、その気持ちはいつも新たになる。

タグ:アート 言葉
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● ルコ美醜悪学 展開-思考生活 5 [ルコ美醜悪学]

ある人がこう言った。
「あなたが人を評価をしているように、周囲の人たちもあなたを評価しているの」

このようなことを「分かったような口」で言う人がいるのだが、「評価可能かどうか」という視点が欠けている。
1のキャパシテイーしかない人が10のキャパシテイーを持つ人を正確に把握することは現実として不可能で、その像は必ず「実際」とはほど遠いものとなる。


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